コメント〜 発売に伴いコメントをいただきました

消耗品とされる事に、慣れてしまった音楽達とは違った「ことば」と「メロディ
ー」がここには、存在すると思う。どう? 

箭内健一(Soul Source Production)  →Web
秋の夕焼け 昼間の月、テラスの植物、やわらかな空気
となりにいるひとの横顔

いつもの、いつもの日常のなかの
ふとした一瞬

その大切さが その美しさが

ひどく心地よいメロディーのなかからぽろぽろ落ちてきて
ほんとにきゅんきゅんしてしまう。

たわんだ大気圧の夜

その情景がじんわりこころにうかぶ
生温い空気
こころがざわざわするなかで
君の夢をみてた気がする、なんて

ああそうなの、そう、
急展開のドラマなんかじゃなくて
こういくことがこころをくすぐるんだ
こんなふうに君をおもいたい
こんな映画がみたい
わたしはこんな写真を撮りたいんだって思う。

tsukao(写真家) →Web
ウキウキしていて、
なんだか懐かしいような
ちょっと切ないような気持ちになる
素敵なアルバムですね。
あべさんのやわらかい、やさしい声を聴くと
心の中がゆるくなります。
心地よくて、つい繰り返し聴いてしまいます。

イトウキョウコ(イラストレーター)
鉄道の好きな人、買ってください。
列車の歌が入っています。
暑がりの人、買ってください。
夕涼みの歌が入っています。
皆既日食を見逃した人、買ってください。
昼間の月の歌が入っています。
ひとりで誰かを待っている人、
あなたみたいな人がいますよ。
ぽんぽんと跳ねるボールについていけば、
そこにはあなたに届くように手を伸ばす人がいる。
とっておきの日常を感じたいなら、
あなたもこの音楽に、手を伸ばせ!

古今亭駒次(落語家) →Web
音楽にはその人が育った土壌や、人柄や、価値観や、ひいては“人生”が表れる。
そんなことは周知のことだけど、阿部仁の音楽を聴いていると改めてそのことを実感する。タイで幼少期を過ごしたことや、東大の大学院で寝食を忘れて研究に没頭したこと――。普通の人があまり経験できないことをやってきた“彼らしさ” が、音にも歌詞にもにじみ出ているのだ。 一聴すると、さらりとしたそよ風のように軽やかで心地いい。けれど聴き込むほどに、熱を帯びた南風のように心の中を強く吹き抜け、深い余韻を残す。 はにかみ気味の穏やかな表情からは想像もできないほど、内から湧き上がる情熱。そして、よい意味で人生の寄り道をして、さまざまなものに触れ、磨いてきた感性。それこそ、彼の最大の武器だと思う。その武器を手に、いままさにミュージシャンとして新しい道を歩き始めた阿部仁。そんな彼から、今後ますます目が離せない。

高倉 優子(フリーライター)  →Web 
超感覚的で、超論理的。
不思議なバランスで成り立っている阿部氏から繰り出されるのは、
あたたかい音楽たちなのでした。
いや、これは熱い音楽なのである。
まさに亜熱帯化している!!!

taki*corporation(アーティスト 姉妹) →Web 
見えない心のうごめきを、かろやかなメロディーに変えて。
相反する感情を、ゆがみのない声にのせて。
爽やかだけど爽やかさだけじゃ語れないracoustik!

大川幸恵(とたんギャラリー主催/建築家) →Web 
混沌とした時代に吹くやわらかな風のような
ラコースティックの音楽。
人の生について、この世界について
丁寧に考えた阿部が生み出した音は、
どこにでも溶け込むが主張することをやめない。
穏やかだが、強い。
バランスの取れた音のなかにいる心地よさを
ぜひ多くの人に味わって欲しい。

MARU(音楽ライター)  →Web 
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